今年も、雪見と温泉に 
        釜トンネル~田代池

                    中の湯温泉旅館前泊
 




↑ 中の湯旅館玄関からの展望


↑ 大正池から穂高を望む


↑ 大正池から焼岳を望む

 
●場 所 長野県松本市
●標高 中の湯温泉旅館 約1500m
●山行日 2023.年12月27日() 
 前日12/26(火)は中の湯で泊
●参加者 丹羽
●コースタイム 前目(12/26:火)
多治見駅
松本駅
中の湯温泉旅館(泊)


1日目(12/27:水)
中の湯
釜トンネル入口
上高地トンネル出口
大正池
大正池池畔
田代池分岐
田代池入口
田代池分岐
大正池撮影適地
上高地トンネル入口
釜トンネル出口


12:23発
14:03着~14:45発
1609着


7:25発
7:35~7:45
8:40~8:50
9:05
9:18
9:35
9:47
9:57
10:12
10:50
11:40

  周辺地図は、こちら      大正池付近の地理院地図は、こちら
  大正池~田代池周辺のハイキングコースは。こちら
    (上高地観光旅館組合作成の地図をお借りしました)

 前日 12/26(月) 
   
多治見駅ー松本駅=送迎バス=中の湯温泉旅館へ(泊)

昨年、同じ時期に、中の湯温泉へ来ている
何といっても
松本駅までの無料送迎と、
上高地方面へ行くとしたら、
今の時期は
釜トンネルまで送ってもらえるのが魅力

ここに泊まるのはこれで4回目

1回目は、秋
山頂まで行くつもりだったが、
帰りの高山からのバスに間に合わせるため
稜線手前で引き返した

2回目は、朝食はパスして早出・スピードアップで登頂できた

3回目は、連泊をして、下山が遅れてもいいようにと考えたが
「警報級の大雪」の後だったので、
ふわふわ雪とトレースなしで
登山口まで行くだけに精いっぱい
・・・・・・・・・・・・・
翌日は釜トンネルまで送ってもらって、
お迎えの時間まで、梓川沿いに歩いた

そして、今度が
4回目
今回は、焼岳か?ハイキングか?迷いながら
現地へ行って考えることにした

焼岳へ行くとしたら、雪は昨年ほど多くないが、
見晴らしのいい「広場」まで行くまでが
岩々を乗り越えていかなければならないし
展望も期待薄なので、ハイキングに決めた    


多治見駅12:23分発しなのに乗車
中央アルプスを見るために、
いつも左側に座ることにしている

期待通り、ばっちり見えた~
青空と白い雪山~
13:09 中津川駅と木曽福島駅の間で ↑

13:51 もうすぐ塩尻駅の辺りで ↑

 松本駅14:03着 送迎車14:45発の予定
駅前から見えた山々
風が冷たいので、建物の中に入った

 
 松本駅 アルプス口
↑ この大きな窓から白い連山が見得る

 
 窓の傍には、北アルプスの山名の分かる表示板-1
右ギリギリに 蓮華岳
その左横が針の木岳(これらは、遠すぎてはっきりしない)
そのまた左が、
餓鬼岳(平らな稜線の山)
その左は
有明山(富士山のような形)
その左が
燕岳(ここも稜線が平ら)

ずっと間が空いて
大天井岳・東天井岳・横通岳

少し間が空いて、とがった山が
常念岳
その左に槍ヶ岳の文字が見えるが。どれだろう?
奥まっていて見えないのでは??
(有明山以外は登頂したことがある)
 
 山名の分かる表示板-2
横長なので、半分ずつにして撮影 
上の地図の左に続く ↑
右端に、ちょっと低い
鍋冠山
その左ごつごつしているのが
蝶ケ岳
そのまた左が
大滝山

ずう~っと間が空いて、
天狗岩:1964m
えっ? 初めて聞いた山の名前
どこにあるか調べたら、
『松本市の西部エリア』にある山らしい・・・
(蝶ケ岳へは登ったことがある)

 
 お迎えの車が来た
乗客(宿泊客)は、2組3名のみ

 
 送迎車の中からパチリ
あらっ、この立派な山は何?

 
 市内はゆっくりスピードで走り、
新島々を抜けると、ややスピードが出るようになった

途中、荷物受け取りの為に停止したのみ
道路に雪無しの様子をパチリ

 
 釜トンネルの前をぐっと左へ回りこんで・・・
高山方面へ少し進んだ所で、右折
15:58 ゲートの扉を開けて閉めて中の湯温泉へ

   
 道路は、圧雪された雪道となった
「2号カーブ」を過ぎ・・・
 
 左手に梓川を見下ろしながらぐんぐん進み・・・
 
 中の湯温泉に到着~ 16:08

下の駐車場から、坂道を登って、上の屋根付き駐車場へ
(昨年は雪が多くて坂道が登れなかった)

手すりにつかまりながら急な坂道を上がっていくと・・・
穂高が見えた!

前穂と明神だったよね?


 
↑ 昨年の下の駐車場の様子(比較のため借りてきた)
雪が多かった~
 
 
こちらは霞沢岳方面 
 
 ここが玄関 16:09
ここまで登るたった数段が怖い
そろりそろりと登った

 
 チェック・インの手続きをして、
部屋へ入り、まず障子戸を開けたら
霞沢岳が見えた 16:20

手前の雪は、ロビー棟と大浴場棟の屋根の雪

 
 左は前穂? 右は明神?
丁度、残照に照らされていた

 
 ↑ マイルーム
暖房が暑すぎて、スイッチを押して消した
それでも十分暖かかった

夕食は18時からだったので、温泉へ
誰もいない~

露天風呂にも入ったけれど、
そこへ行くまでの階段が冷たくて寒い

内湯は足下の方は若干ぬるいけれど、
上の方が熱くて、両腕でかき回しながらなんとか我慢
心臓の為には長居は禁物なので、早々に出た

 
 食堂
今日の泊り客は、4~5組
ひっそりしていた

 
 テーブルセッティングは、これだけだったが↑
次から次へと運ばれて、ずらりと並んだ
ドリンクサービスは白ワインを頼んだ

 
「お品書き(御品書)」↑には、
光付・煮物・お造り・温物
焼き物・蒸し物・しのぎ・御飯・吸物
香の物・水物・・・と一式並んでいた

ご飯と吸物は お腹いっぱいでパス
(角ハイボールを頼んだからだね、きっと)

 ランチョンマットは、「ソバの花」
・・・・・・・・

部屋の温度が高くて、「低」でも暑すぎ

就寝中は「止」にしておいた


  1日目 12/27(火) 
   
中の湯温泉旅館送迎バス=釜トンネル~田代池
              ~釜トンネル=送迎バス=松本駅
 
朝食は一番早くて7時
釜トンネルまで送ってもらうバスは
6時半から30分ごとに出るとのこと

 
  7時半に頼んであるので、
ゆっくりはできないが、全部おいしくお腹の中へ


 
 出発の準備が終わったのが7時25分
玄関を出るとちょうど日の出~
お客は私1人だけ

 
 7:35頃釜トンネルのゲートに到着
最後の身支度をして
(ストックを伸ばし・ワカンをザックに縛り付け
:冬の手袋をはめ・計画書をポストイン)
7:45発
・・・・・・・・・・・・・・
そういえば、この釜トンネル、
ずっと昔、同じ時期に歩いたことがある
徳澤園でテントを張り、蝶ケ岳へ行っていた
1998/12/27~12/29

多治見を今より早い「しなの:06:07」がある頃
4人パーティーなので、タクシーをお願いして釜トンネルへ
1人3000円だった
最近は単独行ばかりなので、そんな贅沢は出来ない・・・

 
 昨年の経験で、
トンネル内はヘッドランプは必要なしと分かっているので
時々あと何mの数字に励まされて歩いた

1つ目の釜トンネルは、1310mと長い

後ろから轟音を響かせて
(トンネル内で反響してとても大きく聞こえる)
何台も何台も追い越していく

歩行者は1段高い所に歩道があるので安全(のはず)

いつまで歩くのよう~・・・と思いながら歩いた

やっと出口が見え、つかの間明るい世界になった 

 
 今度は「上高地トンネル」 8:25
釜トンネルは長かった~ 
約50分! 緩い登りだった・・・

 
今度の上高地トンネルは短い 590m

後ろから足音が聞こえてきた

   
 やっと出口に着いた~ 8:40頃
出口には、除雪車が置いてあった

さて、アイゼンはどうしよう?
雪は少ないが凍っている
登りは良いとしても、下りは滑りやすい
ダウンジャケットを脱いで、黄色い冬用ヤッケを着て、
チェーンアイゼンをつけることにした

このチェーンアイゼン、
ぐぐう~っと力を入れないと、
ゴムが伸びて靴にはまらない難儀物
ここで時間を取られているうちに3組ばかりに追い越された

 
 8:50頃 歩き始めた
左に梓川 焼岳方面は雲 ↑ ↓
 
 去年素晴らしかった霧氷を期待しながら
歩いて行ったが・・・
 
 霧氷はゼロ
気温が下がらなかったせいかも・・・?

 
 
 ↑ 去年の霧氷の様子 参考のため借りてきた
・・・
霧氷が発生するには、↓こんな条件が必要だって
①氷点下であること
②湿度が高いこと
*-15℃の気温の雨・雪が降った翌日の早朝、風は微風であると発生率が高い
な~るほど・・・
今年は道路の雪が融ける程だもの・・・
暖かいからできなかったんだ・・・


 
 前穂(左)と明神(右)が見えてきた!

 
 大正池まで来ると視界が広がった! 9:05
池には、白い山も写っている!
左から、奥穂・前穂・明神だろうね

この写真を撮ったすぐ後で
サルのファミリー(
30匹を下らない大家族だった)に遭遇した

最初は、1匹が歩いてきた
写真を撮ったカメラを何気なく袋にしまい
目を合わせないよう
に歩いて行った

すると、次々にサルが雪道を歩いてきた
歩きやすいのだろう、
車の轍の上を歩いてきた
ちょうど2本あるので、私はその右側の轍の
サルは、左の轍の跡を歩いてくるので、
正面に向き合うことはなかった

何気ない平常心を装って
視線を合わさないように前を向いて

黙々と歩いていったが
サルは続々と連なってくる
大きいの・小さいの・胸に抱かれたの・・・

もう終わりかと思うと、まだまだ前方に姿が見える!

最後は大きなリーダー格が来るかと覚悟をしながら
歩いて行った

大正池ホテルに着くまで、
延々と連なった大家族だった
サルは川下へ
私は大正池ホテルへ
と分かれたので
まだ列が続いていたかは分からない・・・?

何事もカメラに収める私だが
不審な動きをすると攻撃されるかもと思って
とうとう1枚も撮らずに終わってしまった・・・

あ~ 怖かった!

さっき追い越していった人たちは、どうだったんだろう?
私ひとりだからと思って、出てきたのだろうか?

 
 大正池ホテル 9:14
勿論、休館中

   
 大正池ホテル横から、池へ下りて行こうと思ったが
私の前に踏み跡なし

上高地トンネルを出た所で追い越した
3組のパーティーは誰も行かなかったよう

クマ注意の張り紙があったので ↑
クマ避け鈴をつけた

最近あちこちで
クマの出没が頻繁にニュースになっているし、
上高地の河童橋付近で襲われた話(2023/9/27)や、
上高地の小梨平キャンプ場で
襲われた話(2020/8/9)もあるので、持ってきた

 
 大正池の池畔から焼岳をパチリ 9:18

この先、池の周りを散策できる遊歩道があるのだが
踏み跡なし・・・
 
 やむなく元に戻って林道を歩き始めた

      
 カーブミラーに、私が写っていた ↑

 
 林道を少し歩いて行くと、
大正池分岐があった 9:35
何と! こちらはしっかりした踏み跡ができていた!

行ける所まで行こうと左折

 
 すぐ、田代池分岐があった 9:36
「田代池まで0.7km
河童橋まで3.2km」の文字

12時までに釜トンネル入口に着けばいいのだから
行ってみよう~

 
 緑色のロープがあり、立入禁止の札
湿地らしい風情
小さな木橋を渡って・・・
 
 広い林道に出ると、正面に真っ白な山々~ 9:38
左が奥穂?右が前穂?

 
 左に視線を動かすと、こっちは焼岳~

 
 真っ直ぐ行くと、「田代池 0.5km」
「河童橋 3.0km
右へ行くと 「う回路」とあった

 
 踏み跡をたどって、田代池入口へ 9:47

木が邪魔をしているが、
右が明神 その左が前穂になるね

この先、田代湿原の中を通って河童橋へ行くのだが
送迎バスの時間が気になるので
ここから引き返すことにした
(*この地図は、
上高地観光旅館組合作成の地図をお借りしたものです)

 
 元の分岐に戻り・・・ 9:57
ここから林道歩き

 
 やっと朝日が射すようになって、焼岳が明るくなった
雪が眩しい~
 
 焼岳と大正池
池に近い辺りは、まだ陽が当たっていない

 
 焼岳のもっと右の稜線には雲
行きには、踏み跡が無かった広場に
しっかりした踏み跡ができていたので
降りてみたら、絶好の撮影場所~ 10:12
 
 大正池に写る山-1
 
 大正池に写る山2
雲があってはっきりしないが
左から、西穂・奥穂・前穂・明神かな?
 
 くっきり焼岳は、もう見納め

 
 おや、水鳥!

 
 上高地トンネルに着いた 10:48
その手前で、チェーンアイゼンを外し、
トンネル歩き用のスタイルに替えた

 
 硬いコンクリート歩きは膝にくる・・・
もうすぐ出口
釜トンネルの入り口が見えてきた 11:10

 
 トンネル2つの間が要注意!
道路は凍っているし、車が来るかもしれないので
端を歩かなければならないし・・・


 
 今歩いてきた上高地トンネルと
穂高方面を振り返った

なんていい青空~


 
 また暗いトンネル歩きが始まる 11:14

 
 やっと出口が見えてきた~ 11:40
・・・・・・・・・・・・・・
釜トンネル入口~上高地トンネル出口
=登りは約1時間
下りは約50分だった

 
 トンネル出口で、町中を歩けるように
パッキングを直した

送迎バスは12:10着発で、松本駅へ

昨日より雪が融け、松本市内はまるで春の様子だった

    
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